石川事務所のasakoです。
先週末、東京都美術館で開催中の「クリムト展」を見てきました。
グスタフ・クリムトという人は、19世紀末ウィーンを代表する画家。
生涯結婚せずにいろんなモデルの女性と関係を持ち、12人の子どもがいるという
どうしようもないおじさんですが、装飾的で官能的で美しい絵を描く人です。
私は高校生の頃、本でこの人の作品を見て以来「いつか本物を見たい」と想い続けてきました。
そんなクリムトの作品が一堂に会するわけですから、行かないわけにはいきません。
すぐ「そとでたい~」を連呼する4才娘を都美の託児サービスに預け、
静かにテンション爆上がりな中、2時間かけてゆっくりと鑑賞。
(託児サービスさまさまです)
クリムトといえば、やはり黄金様式の装飾的かつ死の香りのする作品群。
精緻な筆使いで女性の表情を描いたかと思えば、
背景には金箔を多用したり、子どもが描いたような連続紋様だったりします。
そしてそのバランスがとてつもなく洒落ている。
クリムトたちが立ち上げた「ウィーン分離派」のポスターも展示されていましたが、
100年経った今なお(むしろ?)キレッキレのかっこよさを放っていました。
そして今回のオリジナルグッズがなかなか良くて、ミュージアムショップも堪能。
いつも図録だけでおしまいのところを、はしゃいでTシャツまで買ってしまいました。
時間になり娘を迎えに行くと、保育士さんにお絵かきを褒められ、とってもご機嫌で一安心。
母娘共に都美に癒された休日でした。