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先日、美容室でいつもの美容師とこんな話をしていた。「その人の性格やタイプ・考え方は、目と間合いに現れる」と。

美容師であれば、髪を切るだけでなく、毎日多くの方と会い会話している。そして、その人の好みやタイプを瞬時に掴み、アウトプットとして、技術とクリエイティブで応える。だから、人より敏感に繊細に感じるのだろう。

僕も、面接時においては、最初の雰囲気を大事にしている。その雰囲気というのは、「表情と会話の呼吸」でもある。
それが良いか合うかどうかが一番大事で、その次に技術や経験となる。

デザインに置いては「核心と余白」とも言えるか。考え方は共通している。

 

話は少し逸れるかもしれないが、余白と言えば、以下記事が面白かったので一部転載する(Webmagazine_GQより)
自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏とアウディのデザインも手がけた和田智氏の対談。


和田─日本人は〝ない〞ことを怖がるんですよ。エディトリアルデザインでもそうだし、クルマのデザインでも、例えばボディサイドの余白が怖いとかね。日本メーカーは、とくに経営陣は、その余白に耐えられないんです。普通に見られるのが怖くて。ドイツはメーカーもユーザーも余白のもつ深みや強さに価値を見出すような教育を受けているんだと思います。

岡崎─そういえば、週刊誌とかは余白が少ないですよね。

和田─デザイン本になればなるほど、グラフィックの哲学や思考が入って、余白は増えます。僕はクルマは鏡面だと思っているんです。ガレージから出てきたクルマがパブリックな場所に出ていって、社会を映す鏡になる。実際に景色がボディに映り込むという意味でも鏡だし、いまの社会の時代的な美意識を可視化している。トヨタ車や日産車のボディサイドにはたくさんのラインがあって、面をねじりまくってます。そうなると、映し出される風景も歪む。なんか、社会を反映しているデザインなのかな、と思ったりします。僕は〝普通の原理〞をドイツで学んで帰国後にいろんな人に話しましたが、わかってくれる人ばかりではありません。

岡崎─たくさん線を引いて複雑な面構成をしたほうがデザイナーがよく仕事をしているということになるのかな? 有名な書道家が、漢字の「一」が一番難しいと言っていたけれど、それと似ているかもしれませんね。

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